KOMINE lab 始動

Starting up KOMINE Laboratory

-より効果的な商品開発のために-

KOMINEは72年間培ってきた経験を土台とし、オートバイに関する様々な事象を科学的に研究し、商品開発を進めるべくKOMINE ラボを始動します。
例えば、昔からオートバイウエアにおいて反射素材を使用することは被視認性を高める上で有効とされてきました。
その中でも二輪車による死亡事故類別統計や発生時間統計について分析を進めると背中側の被視認性よりも、前側の被視認性がより重要であることがわかりました。ライダーにとって対向車から見えやすいという事は安全性を高める上で重要な因子です。
この研究を元にHR生地など革新的な素材が誕生しました。

我々の試験でKOMINE JK-579は一般的なダウンジャケットの約1.8倍 の保温性能があることが確認されました。これは一般的なダウンジャケッ トが強風下での使用目的で設計されていないためです。 一方KOMINEのウインタージャケットは基本的に防水/防風構造で出来 ているので、強風下でも高いレベルで保温性を維持しています。

SK-807は胸部なしと比べて16.9% SK-689は胸部なしと比べて7.9% 保温性が高いことが実証されました

本シーズンよりウインタージャケットの保温性を独自の試験方法で導き出し、客観的な保温性の評価を開始しています。
この独自の保温性評価方法により、今まで漠然としていた個々のジャケットの保温性について客観的なレベル別による評価が可能となりました。
また、この評価試験により、改めて胸部プロテクターが保温性を高めていることが事実として確認されました。
胸部プロテクターを標準装備しているジャケットは保温性能も高いのです。
さらにはCE level2取得のSK-807を使用したジャケットが保温性において最高評価となり、KOMINE製の胸部プロテクターの保護性能の順で保温性能も関係していることがわかりました。
胸部プロテクターを装着することはオートバイ事故による受傷リスクを下げるだけでなく、保温効果を高めることで乗車時の集中力低下を防ぎ、間接的にオートバイ事故を防ぐ役割もあると仮定できます。
上記の事例も含めて今後もKOMINEはデータ分析、仮説提唱、実証実験による有効性の確立を進めていきます。