Company Profile

Concept

当社は以下の企業理念を掲げ、SAFETY&INNOVATIONをビジネスコンセプトとして安全性に優れ革新的な商品を開発・提供することに尽力しています。

「Better Safety -より安全性の高い商品を-」
「High Function -より高機能な商品を- 」
「High Cost Effectiveness -より費用対効果の高い商品を-」

これらの理念が結果としてオートバイライダーへ豊かな経験をもたらすことが当社としての社会貢献だと確信しています。

Better Safety - より安全性の高い商品を -

アクティブセーフティ、パッシブセーフティ

我々は常にライダーの安全性をいかに高めることが出来るかということを最優先に商品開発を続けてまいりました。
特に事故が発生した時にライダーを保護するために有効なプロテクターにはいち早く目をつけ、世界中の用品ブランドと比べても遜色のないプロテクター品質とラインナップを実現しています。
また我々のオートバイウエアは基本的にプロテクターが標準装備となっています。
特に重要な胸部プロテクターについては、市場が求める前の時代からいち早く独自調査と長年の経験に基づき胸部プロテクターの重要性を導き出し、ライダージャケットへの標準装備化を実現してきました。
プロテクターの性能についても、肩、肘、膝、脊椎、背中の主要部位において、それぞれCE level1だけでなく、より衝撃吸収性に優れたCE level2のCE規格を取得したプロテクターを日本ではさきがけて展開しています。
プロテクターは安全性を高める上で重要なものであるのは間違いありませんが、それは事故が発生してから身体へのダメージを軽減させるためのパッシブセーフティという位置付けです。
今後のコミネはパッシブセーフティだけでなく、いかに事故を予防することができるかというアクティブセーフティにも着目しています。
その一つの具現化した形がHRと名付けた高反射生地を使用した商品です。
オートバイ死亡事故形態で高い割合を占めるものに右直事故というものがあります。
これは交差点上でオートバイが右折時に対向する自動車との衝突で命を落とす割合が高いことを示しています。
また、それとは別の事故統計で、オートバイ死亡事故の発生時間帯は早朝と夕方の薄暮時と呼ばれる時間帯に多いことがデータとして明らかになっています。
これらのデータが導き出す答えは、時間帯によってオートバイは対向車にとって気づかれ難いので、いかにライダーが対向車に対して存在を気づかせることができるかということが重要であることが解ります。
ライダーが周りからいかに見えやすくするかということがオートバイライダーにとって一つのアクティブセーフティの答えであり、ここで重要なのがファッションとして成立することも重要なのですが、それを実現した一つの解が我々のHRなのです。

今後もライダーがいかに安全にもたらすことができるかを、アクティブセーフティ、パッシブセーフティの両方の観点で商品開発を進めてまいります。

High Function -より高機能な商品を-

アクティブセーフティ、パッシブセーフティ

オートバイという乗り物は自動車と比べて極めて原始的な乗り物です。時代が進み、性能の進化しているとはいえ、車輪は二つで、最大2人までしか乗車できず、運べる荷物は極めて限定され、夏は極めて暑く、冬は極めて寒く、事故に遭遇した場合には簡単に重篤な状態になりやすい乗り物であることは間違いありません。
しかし我々はオートバイが好きです。
オートバイを乗ることで感じられる風、季節、スピード感、開放感、疾走感などのダイレクトに脳内に直結する感覚は他の乗り物では感じられない魅力があります。
小型のオートバイは移動目的の要素、大型のオートバイは趣味的な要素が大きく、それぞれの用途により用品が補完できる欠如要素が存在します。
我々はその用途別の欠如要素を分析し、その時採用できる技術を最大限活用して最適解を見つける努力を常に行なっています。
開発途中の商品は70年以上培ってきた経験、ノウハウを受け継いだ商品開発チーム自らがサンプルテストを繰り返し、機能性を確認した上で製品化を行なっています。
また、今後の商品開発のため、より科学的に商品を分析するために2019年よりKOMINE LABを立ち上げています。
これは既存の商品、開発中の商品を自社独自の視点と方法で評価をして、より機能性の高い商品開発を進めるための社内研究機関です。
手始めに2019秋冬の新型ウインタージャケットの40km/hの風速下における保温実験を行いました。
この試験により客観的かつ定量的な保温効果の測定とジャケットそれぞれの保温性能を把握することができるようになりました。
また、この結果により、胸部プロテクターの有無と、その保護性能のレベルにより保温効果が高まることも確認できました。
この結果から仮定できることは胸部プロテクターの着用は結果として保温効果を高め、冬場の乗車をより快適なものとすることに繋がり、その結果、乗車時の集中力を高めることが事故の予防につながるのではないかと推測ができます。
KOMINE LABは今後この課題についても実証を進めていきます。

今後はさらなる独自試験を確立し、常に革新的な高機能商品の開発を進めています。

High Cost Effectiveness -より費用対効果の高い商品を-

コミネの基本理念の一つに、どんなに良い商品を持っていてもお客様に使用して頂かなければ無意味であるという考えを持っています。
言い換えれば、なるべく求めやすい価格を実現すれば、より多くのお客様に使用して頂けるという思いです。
その実現のためにコミネはコストダウンについて徹底しています。
そのために世界中に生産拠点を置き、中間業者を入れずに企画開発、生産管理、品質管理、輸入までの一連の業務を自社で行うことで高品質な製品を、価格競争力の高い値段で提供することを実現しています。

プロテクターを例にすると、一部の人しか手の届かない価格であれば、どんなに優れた商品であってもオートバイの死亡事故を減らせる可能性は低くなるという絶対数の問題は避けられません。
我々は一人でも多くのユーザーにとって手の届きやすい価格帯を実現するために、安全性を落とさずにコスト削減できるポイントの見極めを徹底して行ない、結果として費用対効果と信頼性の高いプロテクターを実現してきました。
また、それらをオートバイジャケットの標準装備品として過去20年近くにわたって販売し続けています。
我々のプロテクターが事故のダメージを防ぐのに十分なものではないことはわかっています。
ただ、我々のプロテクターの有無が、生死を分けるような状況であった場合、間違いなくプラスに作用すると信じています。
結果としてこの一枚のプロテクターの幅広い普及が、オートバイの死亡事故を削減できることに繋がるに違いないという信念で、我々は一人でも多くのユーザーにコミネの商品を提供できるよう常に高い費用対効果を実現するための努力を続けています。

代表挨拶

当社は1947年に創業し、時代に合わせて業態を変化させながら日本のモータリゼーションの進化と共に成長してきました。
その歴史においてコミネは、古くはオートバイ本体を製造し、ライダーの安全性を考慮した専用ウエアを製造販売し、スネル規格に合格したヘルメットを展開するなど、常に時代に先駆けてユーザーがにとって何が必要か、何があればより有益か、より高い安全性を実現できるかということを常に最優先事項として商品開発を進めてきております。

当社は企業理念として、「Better Safety -より安全性の高い商品を-」、「High Function -より高機能な商品を- 」、「High Cost Effectiveness -より費用対効果の高い商品を-」という3つの要素を掲げています。
これらの3つの要素が、結果としてオートバイユーザーに豊かな経験をもたらすと信じています。

安全性が高くより高機能な商品を提供するのはオートバイ用品メーカーとしてある種当然のことだと考えています。
その価値の高い商品を、いかにユーザーにとって手の届きやすい価格帯を実現するかということも High Cost Effectiveness -より費用対効果の高い商品を-」としての最重要課題としています。
それは安全性に優れた高機能なオートバイ用品をより多くの人々に届けれられることに繋がると信じるからです。
その先にあるのは、一人でも多くのライダーが我々の用品を使用してもらうことで、我々の商品が直接的、または間接的に有効に働き、自動二輪車死亡事故を1例でも減らすことに役立つはずだという信念と確信です。
その思いが受け入れられ、現在では日本国内のみならず、アジア地域を中心とし世界14カ国にディストリビューターを置き、世界展開を進めています。
私たちはこれからも全てのライダーへ、より安全な、より快適な経験をもたらす革新的かつ安全性の高い商品をより手の届きやすい価格で提供するために邁進してまいります。

社名

株式会社コミネ
KOMINE CO.,LTD.

本社

〒116-0001
東京都荒川区町屋1-38-16 Jプロ町屋ビル 2F

代表

阿知波 直哉

事業内容

オートバイ用品の企画、製造、販売